充実の育成を経て責任者へ
第一設備工業を知ったきっかけを教えてください
私が第一設備工業を知ったきっかけは、専門学校の講師から「いい会社があるよ」と教えてもらったことでした。大手ゼネコンである清水建設のグループ会社であること、福利厚生や教育プログラムがしっかりしていると聞き、一気に興味を持ったのを覚えています。実際に入社してみると、最初の1ヶ月が座学研修、次に約1年間の現場研修がありました。現場研修では担当の上司がOJTで付いてくれて、仕事に関することを教わりながら仕事を覚えることができて安心しながら働くことができました。福利厚生については、会社用の携帯電話の支給があるなど、仕事に関することで自分が自腹を切ることは一切なく、会社にいい加減なところがないのがすばらしい点だと思います。
今はどのような業務をしていますか?
現在は、現場代理人(※現場の最高責任者)という肩書きのもと、施工管理の仕事をしています。業務内容は、主に打ち合わせや図面作成、安全管理、工程管理、品質管理、施工管理と多岐に渡ります。安全管理は高所や酸欠の恐れがある場所での作業についての注意点を共有するなど、文字通り、安全についての管理をします。品質管理は、排水管に水がしっかり流れるかなどのチェック。原価管理は職人さんや材料のメーカーに見積もりを取り、計画と相違がないかの管理をするものです。ほかにも、書類作成や部下への指導などが主な業務に加わります。
同じ目標に向かって走る仲間がいる
施工管理・現場代理人というお仕事はどのようなものだと感じていますか?
2008年に入社した私が現場代理人を任されるようになるまでは、さまざまな現場での経験がありました。どの現場においても、苦労と喜びは表裏一体。大変な現場ほど思い出深く、また完成時の喜びもひとしおです。多くの人間が一つの建物の完成に向けて協力するというのは、ある種のロマンすら感じます。私たちの会社が請けるプロジェクトは、完成までに最低でも1年間は掛かるので、作業者同士の仲も深まりやすいです。感覚的には、家族や親戚のようにすら感じています。私はこれまでに警察学校の寮や東京ビッグサイト(※東京国際展示場)の仮設展示場、神奈川県にある体育センターや明治記念大磯邸園などのプロジェクトに携わってきました。どの建物も、明確な役割があり、社会的に役立つものなのだと思うと自分の仕事が誇らしくなります。
お仕事をする中で大切にしていることは何ですか?
新人や部下という立場から、中堅・上司という立場になるにつれ、新しい壁が自分の前に出現してくるのも、この仕事のおもしろいところ。現在は、現場の責任者として、部下一人ひとりと向き合い、それぞれに合った教育を行い、誰もがチャレンジできる環境をつくることが私の大切にしていることです。
上司にしてもらったことを部下にも
部下の方と仕事をする際に心掛けていることを教えてください
入社して7年が経つ頃だったと思います。上司から「駒井となら、この現場は竣工までたどり着ける」と言ってもらえたことがありました。会社にたくさんの人間がいるなかで、自分を信用してもらえた。それが、とてもうれしく、仕事の励みになりました。この経験があったので、自分の部下にも自己肯定感が高まるような接し方を心掛けています。
第一設備工業での将来について教えてください
将来の自分について大きなことは言えませんが、まずは一つひとつ任された仕事と自分の役割を理解し、責任や期待に応えていくことができればと思っています。また、部下が働きやすく、やりがいを持って働ける環境を整え、個人と会社の成長につなげられるように努められれば。何より、これからも誰かの役に立つ建物の完成に携わることができるのだと思うと、ワクワクする気持ちでいっぱいです。関わる建物はさまざまなので、何年経っても新鮮な気持ちで仕事に臨めるのも、第一設備工業の魅力です。