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空調省エネ技術

地球温暖化防止のために

地球温暖化防止のため、二酸化炭素排出量削減に多くの企業が取り組んでいます。
一般家庭においても、ハイブリッド車や省エネ家電の普及が進んでおり、いまや建設業界においても太陽光発電パネルの設置やLEDの導入が進み、現場においても資材の簡易梱包や廃材のリサイクルが一般的となっています。

環境に対する意識が高まるなかで、空気調和の分野においても、日進月歩で省エネルギー技術の開発が進んでいます。
当社では空調省エネルギーについても技術提案をさせて頂いています。

フリークーリング

工場で生産用冷却水を供給するためには、冷凍機を熱源として用いるのが一般的ですが、外気が比較的低い冬期などに、冷却塔を用いて冷却水を作るシステムをフリークーリングシステムといいます。

冷凍機を運転しないので、ランニングコストの低減が図れるとともに、自然エネルギーを活用することでCO2の排出量を抑えることができる環境にやさしいシステムです。

大温度差送水

冷却水を利用した空調システムで、冷房時に循環させる水の温度を管理してポンプの搬送動力の削減を図る技術です。

通常は熱源機器から空調機まで流れる往水と空調機から熱源機器に戻る還水の温度差は5℃ですが、これを8℃まで拡大させることでポンプ搬送動力の低減を図るものです。

変流量制御・変風量制御

熱源機、ポンプ、空調機などの空調機器は、外気温度や内部の人員、OA機器の稼動状況などにより負荷が変動します。

この負荷の変動に応じて、冷温水の流量や空調機からの風量を最適に制御することにより、搬送エネルギーを抑え、効率の良い運転を可能にする制御システムです。

炭酸ガス濃度制御

室内環境を快適に維持するためには、新鮮な外気を取り入れる必要が有ります。
この外気の取り入れ量を、室内CO2濃度に応じて制御することにより外気温度による空調負荷を低減する制御システムです。

省エネチューニング

ほとんどの建物は、竣工時に設計条件を満足して運転出来るように調整されます。
つまりこれは建物のピーク負荷を想定した(設計条件)状態で運転していることになります。

実際の建物の運用状況を調べ、機器の調整を行う(省エネチューニング)だけで省エネ運転を実現することが可能で、レイアウトの大幅な変更時や用途が変わったビルなどにおいて、有効な手法です

また、省エネにはフィルターの清掃やタイマー設定などの日常のメンテナンスが欠かせません。
ご相談いただければ、現在の状況報告と改善提案をさせて頂くための診断を実施させていただきます。