現場で求められる品質の高さは想像以上だった
大学院では水や空気などの環境衛生について専攻していました。その知識を「人が住まう場所」で活かしたいと考え、就職活動中は建材メーカーや不動産会社などの会社説明会にも足を運びました。それでも当社に入社を決めたのは、自らが設備に直接関われること、また当社に在籍する大学の先輩の「若手の育成に力を入れている」という話に強く惹かれたからでした。
現場配属前、設備工事の施工管理の仕事は「職人さんの作業内容を管理すること」と、“頭”だけで理解したつもりでいました。ですから、実際に現場に出て、その確認項目の多さや品質基準の高さに圧倒されました。と同時に、それらを満たす施工管理を当然のごとく進める上司や先輩の姿を見て、このノウハウと技術があるからこそお客様から信頼を得ているんだと納得しました。
初めての現場が竣工し、自分の確かな成長を実感
これまでで印象に残っているのは、入社後初めて配属されたマンションの現場です。集合住宅は設備が正しく機能することが、入居者の方の暮らしに直結します。その責任感とやりがいを日々強く感じながら、業務に取り組みました。幸いなことに竣工後には、内覧会で設備内容や使い方の説明も担当できました。入居者の方と接することができたのもうれしいことでしたが、それ以上に、現場に来た当初は何も知らなかった自分が人に説明できるまでに知識を得ていたことに気付き、胸がいっぱいに。自分の成長を初めて実感した瞬間でした。
設備工事の開始から建物の竣工、引き渡しまで約1年、この現場で当社の仕事の流れを理解できたことは、その後の私の大きな糧となりました。今では、作業の進捗状況を見ながら、先々の工程に対する段取りや対策などを頭に浮かべられるようになっています。
第一設備工業の「ここが自慢」:実績と名のある会社で働けることが誇り
設備工事は、他の専門工事に比べると、大手から中小まで競合他社が多く、受注競争が激しい業界です。そうした中で、当社は創業から60余年、丁寧かつ正確、迅速な工事で、全国で実績を重ねてきました。現場では、ヘルメットだけで当社だとわかる名のある存在。その一員として働けることが誇りであり、大きなモチベーションになります。また、日頃の業務を通じてのOJT教育はもちろん、研修や勉強会などを通じて資格取得をサポートしてくれるのも若手社員にとってはうれしいこと。私は目下、設備の施工管理担当者として不可欠な1級管工事施工管理技士の取得に向け、猛勉強中です。